コーチのバッグ ボロボロに傷んだ紐 持ち手の交換 新品そっくり! レザークラフト

コーチのバッグの紐がボロボロになってしまったそうで、
コーチにお直しを尋ねてみたら、一本17000円〜と言われたそうでご相談に見えました。

確かにかなりボロボロでした💦
不思議なことに、ここ以外は全く傷んでいないんですよ。
新品と言われてもわからないぐらいに。。

コーチって合皮なんですかね。。
って調べてみたら、バッグの箇所によるみたいですね。

バッグ自体が3万円ほどだったそうなので、そう考えると、、、ちょっとお高いですね😅
それに一本だけ変えるというのも何なので、、
2本変えるとバッグの値段超えちゃいますね😅
ま、それだけ時間がかかるということなんでしょうね。

同じじゃないかもしれませんが、、、
こんな感じのバッグです。
素敵ですね^^

ブランド物のお直しは基本やらないのですが、
(うまくいかなかった時にやり直しが効かないの怖い😅)
今回はハンドルのところだけ取り外しができるのでお引き受けしました。

他の色でグッと違う感じにしてみましょうか♪
という案も出たのですが、ここはシックに同じブラックで、に決まったので^^

1.5幅の80cm弱を2本と
贅沢に♪裏にも同じ革を貼りましょう!ということになり、裏用にも2〜2.5幅を2本取りました。

ゲージで元のハンドルの厚みを測ったところ3ミリでした。

使用するブラックレザーの厚みは2.5㎜
このまま貼り付けると5ミリになって分厚すぎる!
ということで、漉いていきます。

1.5幅の表革の方を1.5か1.6ぐらいに
2cm幅の裏革は1.2〜1.3ぐらいの厚みにするのが目標。。

何度も試し漉きをして、なんとか理想に近い数字になりました。
0.1〜0.3ぐらいの誤差については、2枚をゴムのりで合わせるのでそのぐらいの数字になるであろうという予想。。。

1.5の方の切り口をエンドカッターでカットしました。

4本全てにゴムのりを塗ります。
80cmあるので、なかなか大変💦 紐同士がくっつかないように注意しながら乾かしますよ^^

幅の広い方を下に置いて、上から1.5ミリ幅の紐を貼っていきます。
貼り終わったら、ローラーでしっかりくっつけましょう。

ディバイダーで指示線を引いて、縫います(3ミリ幅で縫いました)

3ヶ月前にご注文いただいていたら、手縫いだったなぁ。。と思うと。。。
ミシンありがたい♪

下の紐の余分な所をカットします。
刃を上の革に滑らせるようにカットすると、ほぼコバをやすらなくて大丈夫なぐらいに綺麗になります^^

水と紙やすりで磨いただけでも結構綺麗です♪
このままでもいいみたいに綺麗!

角が少し目立ちますので

ヘリ落としで表と裏と綺麗に角を取ります♪

ヘリ落としは、ちょっといいのがオススメ。

驚いたのが!

しっかり3ミリだった!
すごい!

コバをトコノールで磨きます。

もはや2枚貼り合わせたとは思えないほどコバが一体化してる♪
同じ革で貼り合わせることの良さですね^^

2本とも磨きました♪

ベルト用の穴も開けましたよ♪
小さいサイズのハトメ抜きで抜きました。

大きく開けてしまった穴は小さくできないけど、
小さいのは大きくできるので、あとはお客様のバッグが届いてから調整します。

ピッタリ合うはず😀!

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