コバの磨き方 レザークラフト

今回はコバの磨き方です。
コバとは、革の断面ですね。
一枚の革でもそうですが、特に革が重なった時にコバを綺麗に整えることはレザークラフトの醍醐味でもあります^^
こだわる方はとことんまでこだわる、奥深〜いコバ磨きです😀

目次

コバを磨こう!

断面を荒らす

貼り合わせて縫い終わったところです。
貼り合わせにそんなにズレはなさそうですが、ザラザラしてますね。

これを、2枚が一体化するようにもっと荒らしていきます。
この時にオススメなのは、結構荒いドレッサーです。

水で湿らせてさらにやする

こば磨きドレッサー

写真ではわかりにくいかも知れませんが、ドレッサーでヤスって表面が滑らかになりました。
多少の段差があってもこれで同じ形になります。

次は水で濡らしてからやすります。
小さなお皿に水を入れて、指で濡らしたり筆で濡らしたりでもちろんOKですが、
これを買ってみたらとっても良かったのでご紹介♪

磨き

上をちょっとプッシュすると、少量の水が出てきます。
これを少し指につけて革の断面にぬっていきます。

これ、実は靴磨き屋さんの道具。
靴磨き職人さんって、水を少量つけながら磨いていくんですよねー。
キラキラに光るんですよ。すごいですよねぇ。

私が持っているのは、たまたまインスタで見つけたSaphirさんのものですが、たまにしか出ていないようです。
こちらは常時ありますよ♪

水で湿らせました。
ここで、紙やすりでもう一度やすって平らにします。

わかりにくいかも知れませんが、前以上にツルツルになりました♪

ヘリおとし

何度も削ったので、エッジが反ってきます。

ヘリ落とし


ヘリ落としで落としましょう。

ヘリ落としで検索すれば1000円ぐらいから出てきますが、
個人的には、ヘリ落としは少しお金をかけてもいい道具かなぁと思っています。
道具によって全然違うので!

もしリーズナブルなものを使う時でも、しっかり研ぐと使えるようになります。

角ばっていたエッジが整いました。
これで磨く準備が整いました♪

トコノールで磨く

次は、床磨きでも使ったトコノールでコバを磨いていきます。

トコノールをコバに薄く塗り、

スリッカーで磨きます。
磨きたい厚みに合う凹凸のところを合わせて前後させて磨いていきます。
合うところがなければまっすぐのところで磨いても大丈夫です♪

布で磨く

その後、乾いた布でとにかく磨く!
ひたすら磨きます!

ピカピカになります♪
2枚の革の分かれ目が見えないぐらい一体化します^^

まだ凹凸がある場合や磨きたりないな。と思ったら、ヤスリの部分からもう一度磨き直します。

コバにこだわりのある職人さんは、これを何度も繰り返されるそう。
だからこそ、コバを見ればどれほど丁寧な仕事をされているかわかるのです。

コバの仕上げ方にはもう一つありまして、
磨きはほどほどにして、コバの仕上げ剤で美しく塗り上げて完成される方もいらっしゃいます。
私もたまーにご希望があればコバ剤も使ったりします^^

というわけで、今回の出来上がり。

完成しました!

トコノールを塗るのにオススメ道具

トロットしたクリームのようなトコノール。
これをコバに塗り込んで磨くか磨かないかで、作品の完成度が全然違います。
これをはみ出さないように綺麗に付けることがとっても大事。

毎回すごく丁寧に塗れば、何を使ってもそうそう失敗はしないんじゃないかと思うのですが^^
作品を沢山作り出すと、コバ磨きの量が膨大なので、ウッカリ革を汚してしまう事が多々発生してきます。
これを出来るだけ少なくするアイテムを探すのが大事!

一番間違いないのは指。
なのですが、指で付けると毎回きちんと拭き取らないと、また他の物を汚してしまう可能性が出てくるので、これはこれで問題なのです。。

筆や、ガーゼの小さいのや麺棒を試しました。
麺棒が結構気に入った時期がありましたが、使い続けると糸くずが付くことが多くなり敗退。

食器洗いのスポンジも6等分ぐらいに切ってしばらく使っていましたが、染みこみすぎてしまうのと、一回ごとに捨てないと衛生的に気になる、、、ということで敗退。

そして今行きついたのは


無印のメイクアップスポンジです。

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まず、コスパがいい!
沢山入っているので、どんどん使えます!

そして、トコノールの量を調整しやすい。
食器洗いのスポンジ程にはクリームが奥まで入っていかないので、少しだけつける、というような細かい分量を
調整しやすいです。

トコノールを小さいタッパのようなものに少量ずつ移し替えて使用していますが、その蓋で必要ない量を落として、ほんの少しだけつける、というようなことができますよ♪

角っこが沢山あるので、本当に細かいところにも
少しだけ乗せることができて便利!


衛生的に気になっていた部分は、使った面をハサミで切ることで綺麗な面が出てくるのでエコ♪
オススメです♪

もちろん、無印じゃなくても
似たようなスポンジでも大丈夫ですよ~♪

以上コバ磨きでした^^

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