皆さんはパスケースを使っていますか?
私も昔はパスケースに名前を入れてぶら下げてないといけない会社に勤めていたことがあるのですが、
あれは肩こりさんや首痛さんには辛すぎますよね😅
もっと良いものを開発できないものか。と個人的には思っていますが、
パスケースを作る
型紙を作る
今回のオーダーは名刺やカード(普通サイズ)の3倍ぐらいの大きさのパスケースが欲しいとのご依頼でした。
肩こりません??重たくて首痛くなっちゃわないでしょうか💦と勝手な心配をしましたが、
首は強めです^^ との事だったので、安心してでっかいのをお作りすることになりました♪
まずは型紙です。
四角いものなので、そんなに難しくはないですがサイズ感は大事です。
縦は好きずきだと思いますが、横は3〜3.5cmぐらいのプラスにしました。
大きすぎても困りますが、きっちりすぎても入れずらいですよね💦
それプラス1cm。
この1cmは、最後に上以外のサイド部分を5ミリずつカットしてコバを綺麗に真っ直ぐするように大きめに作ることにしました。
ポケット部分は取り出しやすいように少しカーブをつけましたので、
左右対称になるように、型紙の真ん中にカッターで薄い線をいれ、折り曲げてからカーブをカットしました。
粗断ちする
型紙が出来上がったら、
使用する革にのせてけがき、荒目にカットします。
一枚革からカットするのは失敗の元。。 少し小さくカットしてから線のうえをきちんとカットしていきます。
粗断ち。
漉く
後ろのポケット部分は、この段階で薄く漉きます。
2.3ミリぐらいを1.1ぐらいまで薄くしました。
漉かなくても大丈夫なのですが、
重み軽減とポケットを使いやすくするために薄くすることに。
漉き機を持っている人の方が少ないですので、ここは薄手の革を使ったりするのが良いかなと思います^^
窓枠部分は型紙通りにカットしてから、
上以外のサイド部分を漉きます。
トコノールで磨く
全パーツ、床面をトコノールで磨きます。
窓枠を開ける
大きさは自由ですが、好きなカーブ具合のハトメ抜きで
窓枠の角、4箇所に穴を開けます。
この時
四角の線より少しだけ内側を狙って穴を開けます。
奥に入ると穴が大きくなるので、その分少し内側へ。
あとは線上をカットするだけです。
カットしたら、上部と窓枠の減り落としとコバ磨きを忘れないように〜^^
セルシートを貼る
ボンドでセルシートを貼り付けます。
(この後、シートの角が手を入れた時に痛くないかな。。とちょっと気になったので、4つ角を丸くカットしました。小さいサイズのIDケースではやったことありません。)
貼っただけのままで作業すると、確実に透明のシートに傷がついたり汚れがついたり大変です。。。
今まではマステを何回か貼ったり取ったりを繰り返して粘着力を弱くしてカバーしていたのですが、
今回のケースは大きいのでシールを貼るのも大変なのと、マステでも多少跡が残ることがあるので、
先日同業の方に聞いた、ラップがいいよ。と言うのをやってみました♪
なるほどぉ。
みんな素敵な小技をお持ちだ!
ラップ、アリです!
周りをぐるっと縫います。
貼り合わせる
ゴム糊で土台に貼り付け。
ディバイダーで縫い線を引きます。
線が2本ありますよね。
最後に5mmカット予定なので、5ミリのカット線と、そこから3ミリの縫い線。です。
裏面にポケットを貼ります。
ポケットの上部はこの時までにコバ磨きしておきましょう♪
周りをカットする
ちょっと飛びましたが💦
穴を開けて、縫いました!
そして、左右と下を5ミリ分カット。
これで、コバがとっても綺麗になりました^^
周りを整える
ヘリを落として
4つの角は丸刀で軽めに角を取ります。
5ミリカットしてあるので、やすりはほぼ要りません。
トコノールでしっかりと磨きましょう♪
ピカピカになります^^
次はDカンを上に留めます。
ラップを取って〜
出来上がり✨✨
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